発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2011044276
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non-rasping 、non-broaching impaction手技によるステム固定を施行した関節リウマチの人工股関節全置換術を行った関節リウマチ患者19例21関節を対象に、術中・術後の合併症の発生、術後早期X線成績について検討した。その結果、全例で術後5日以内に歩行練習が可能となり、経過観察中に大腿部痛を訴えた例はなく、後療法も順調に推移した。術後早期に3例でステムの沈下を経験したほかは良好な固定性を示した。X線像上では弛みを呈した例はなかった。また、術中肺塞栓や深部静脈血栓症、肺梗塞を発症した例はなく、術後に発症した例もなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010