発行日 2010年8月1日
Published Date 2010/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010313577
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高齢者大腿近位部骨折症例171例174股を60~89歳の症例(男性22股、女性113股:A群)と90歳以上の症例(男性5股、女性35股)に分類し、発生頻度、歩行能力の再獲得率、受傷後1年以内の死亡率、生命予後に影響する因子について比較検討した。その結果、発生頻度は2006年はA群0.4%、B群2.2%、2007年はA群0.5%、B群3.2%で、歩行能力の再獲得率はA群74.4%、B群44.1%、受傷後1年以内の死亡率はA群4.5%、B群25.6%、生命予後に影響する因子は受傷時年齢、治療方法、退院時歩行能力であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010