発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006197893
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Locking compression plateを用いて最小侵襲プレート骨接合法を行った橈骨遠位部骨折11例(男7例・女4例,平均56.7歳)の成績を報告した.受傷機転は転倒4例,転落5例,交通事故1例,圧挫1例で,骨折型はAO分類23-A3が3例,C2が4例,C3が4例であった.X線学的評価は,radial lengthが平均1.3mm,radial inclinationが19.7°,volar tiltが7.5°であった.斉藤の治療評価基準は全例excellentで,上肢全体の機能低下を評価するdisabilities of the arm,shoulder and hand scoreの日本手の外科学会versionは平均8.7点であった.全例有効なアライメントで骨癒合が得られ,術後早期の使用が可能で,患者の満足度も高かった
©Nankodo Co., Ltd., 2006