発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006036242
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整形外科受診後も疼痛が残存したLisfranc関節脱臼骨折8例8足を対象に,成績不良因子について検討した.疼痛が残存した原因には第1・2中足骨基部間の整復不良,中足骨頸部骨折の整復不良(各1足),第2~5中足・足根関節間の整復不良(5足)が考えられ,コンパートメント症候群も1足認めた.診断においては3方向以上からのX線撮影やCT撮影を行い,整復を正確に評価することが重要と思われた.また,圧挫・脱臼が重度な例では,MRIなどによるコンパートメント症候群の有無の確認も念頭に置く必要があると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005