発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003165693
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17歳男.骨折した腓骨が脛骨後方に転位固定され,整復が困難となる比較的まれなBosworth型足関節脱臼骨折を経験した.腓骨骨折と距腿関節脱臼を認めた.両骨片の可動性が殆どなく整復不能であり,CTを詳細に検討すると腓骨が脛骨後方に転位固定されていた.腓骨近位骨片後方に筋鉤を挿入して前方に引き上げると軋音と共に腓骨が整復され,距骨の位置も正常となった.腓骨をプレート固定して更に脛腓間を引き寄せて固定した
©Nankodo Co., Ltd., 2003