発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005249556
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従来法の人工股関節全置換術(THA)を施行した38例39関節(対照群)とminimally invasive THA(MIS-THA)を施行した20例20関節(MIS群)を対象に,手術侵襲及び合併症を含む低侵襲化の可能性について検討した.MIS群の方が皮切長が短く,手術時間は長い傾向がみられた.合併症は,術後脱臼をMIS群1関節,対照群2関節,術中亀裂骨折を対照群1関節で認めた.術中・術後の平均出血量,カップのアライメント,ステム内反の発生頻度,脱臼安全域及び平均股関節ROMに有意差はみられず,片脚起立可能時期およびTrendelenburg症候群消失時期はいずれもMIS群で早かった
©Nankodo Co., Ltd., 2005