発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005064339
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42歳男.両前腕部痛を主訴とした.バイク走行中トラックの側面に衝突して受傷し,単純X線像では両側前腕は橈骨遠位1/3で骨折,尺骨頭は背側へ脱臼していたが,両尺骨茎状突起骨折は認めず,両側Galeazzi骨折と診断した.橈骨骨折に対するプレート固定後,遠位橈尺関節(DRUJ)の安定性が得られ,尺骨茎状突起骨折がないことから3週間の回外位ギプス固定を行い,術後4週目より両手関節・肘関節の可動域(ROM)訓練を開始した.骨癒合を得たためプレート抜去術を行い,現在はX線像にて右DRUJの亜脱臼を認めるものの両手関節ROMの制限や運動時痛の愁訴はない
©Nankodo Co., Ltd., 2004