発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004301335
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18歳男.主訴は腰痛,面上臀部・大腿外側痛.車同士の交通事故で受傷した.受傷後6週及び受傷後7ヵ月で行ったMRIでは,L4/L5椎間板の変性像,脊柱管内から両外側までの広範膨隆像を認め,椎弓根部矢状断像での椎間孔狭窄所見は左右とも認めなかった.外傷性腰椎椎間板ヘルニアの診断で通院治療を行った.疼痛は腰部,両上臀部,両大腿外側に強く,両下腿後面痛も軽度認めた.上臀部・大腿外側への放散痛のため,腰椎伸展は高度に制限されていた.理学療法を開始するも両下肢痛は徐々に増強し,画像所見にて両側L4・L5の4根障害を呈し,手術的治療を行った.術後成績は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004