発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002228467
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26歳男.左大腿部の疼痛が出現し,歩行困難になったため受診し,投薬治療を受けたが,症状が改善しないため入院した.下肢伸展挙上テストは両側陰性,大腿神経伸展テストは左側陽性であった.膝蓋腱反射は左側で低下し,左腸腰筋,大腿四頭筋に筋力低下を認めた.また,L2-L3領域に知覚鈍麻がみられた.椎間板造影では,L2/L3,L3/L4椎間板に造影剤漏出を認め,両椎間で再現痛がみられた.造影後CTではL2/L3,L3/L4ともに左外側にヘルニア腫瘤を認めた.所見より,L2/L3,L3/L4左外側型腰椎椎間板ヘルニアと診断し,手術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2002