発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004261955
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人工股関節再置換術を行い,骨欠損を伴う臼蓋側再置換に際し,同種海綿骨移植を併用した18例19関節を対象に,骨欠損を補填した人工臼蓋再置換例の術後早期の移植骨の経時的リモデリングについてX線学的に評価した.JOAスコアは術前59点,最終観察時78点で,主体は疼痛点数の改善であった.術後合併症としては脱臼3例,創表層感染1例で,脱臼例は1例で反復性となり,スタビライジング・ウエッジ装着で対応した.他の2例は各1回のみの脱臼で保存的に対応した.X線評価で設置した人工臼蓋の弛みを認めたのは1例のみで,不適切なreinforce ring設置位置が原因であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004