発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004231725
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51歳男.上大腿骨頸部内側骨折に対しHanssonピンを用いて骨接合術を施行した.経過良好で,術後3ヵ月のMRIでも大腿骨頸部に明らかな壊死所見やピン挿入部の強度変化は認められなかった.術後4ヵ月の今回,仕事中に誘因なく左股関節に激痛が出現し,立位保持不能となった.X線上遠位ピン挿入部での転子下骨折を認め,Hanssonピン抜去後compression Hip Screwを用いて骨接合術を行った.半年後の術後経過は良好で独歩可能である
©Nankodo Co., Ltd., 2004