発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004148695
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75歳女.既往として両変形性膝関節症があった.階段を昇っている際に足を踏み外し受傷し,両踵部後面に疼痛が出現した.X線像より両踵骨隆起裂離骨折と診断し,受傷後2日目に手術を行った.右側の創部は術後約2週で治癒したが,術中に骨折水疱を認めた左側は術後より皮膚壊死に陥り,アキレス腱が露出した.保存的に経過観察していたが創閉鎖は得られず,術後8週目に逆行性浅腓腹動脈皮弁で創部の被覆を行った.術後4ヵ月で骨折部は良好な骨癒合が得られ,創部も治癒を得られた
©Nankodo Co., Ltd., 2004