発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128395
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77歳女.両膝変形性膝関節症(OA)及び高度内反変形の診断で外来治療を受けていたが,右膝痛が増強し歩行困難となった.術前X線像で右脛骨近位骨幹部に仮骨形成を伴った骨折を認めた.X線像で骨折部の癒合が不十分であると判断し,骨折のない左膝に人工膝関節全置換術(TKA)を行った.手術は強度内反変形のために脛骨インプラントに補強術を用いてロングステムを追加した.術後のアライメント,側方動揺性は良好であったが4cmの脚長差が生じ,リハビリに支障をきたしたため,骨癒合が得られたのを確認して右TKAを施行した.術後は強度の内反が矯正され,杖なしで歩行可能な状態となった
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