発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128396
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61歳女.自転車走行中に転倒して受傷し,右踵骨骨折と診断され紹介された.踵骨骨折は隆起部骨折で,経皮的骨接合を行った.術後,術前より認めていた皮膚壊死が拡大したため,デブリドマンと抜釘を行った.0.05%クロルヘキシジンにて創処置を続けていたところ皮膚炎を認めるようになり,使用を中止した.経過と共に肉芽形成もよく,術後12週で遊離植皮を呈した.しかし,麻酔導入時アナフィラキシーショックを起こし,手術中止となった.後日,分層植皮を行い,退院時,植皮部はよく生着し,骨癒合も良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004