発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128390
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症例1:22歳男.交通事故で受傷し,右環指の回旋変形がみられ,X線像で指中手指節(MP)関節掌側脱臼を認めた.観血的整復術を施行し,6ヵ月後,ROMは伸展-23°,屈曲65°の制限を残し,power gripで軽度の疼痛があった.X線像ではMP関節の適合性は良好であるが,関節裂隙の狭小化が認められた.症例2:18歳男.自転車転倒で受傷し,受傷後2日で観血的整復術を施行した.MP関節の整復は容易で,断裂した関節包を縫合し,Kirschner銅線で固定した.術後3週間でKirschner鋼線を除去し,関節可動域(ROM)訓練を開始した.6ヵ月後,疼痛はなく,ROM制限もみられない
©Nankodo Co., Ltd., 2004