発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004128391
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56歳女.治療中に急性膵炎が生じた関節リウマチ(RA)の症例で,スリンダク300mg/日が急性腹痛発症の5ヵ月前から投与されていた.スリンダク中止後,絶飲食・補液・抗菌薬の投与を行い,膵酵素阻害薬のメシル酸ガベキサート(FOY)600mg/日の投与を開始した.腹痛発症6日後に血清AMY値は正常化し,9日後に腹痛は消失した.14日後の腹部CTで膵の腫大は軽減し,周囲脂肪組織の濃度変化も改善した.その後,膵炎の再発や血清AMY値の上昇を認めていない
©Nankodo Co., Ltd., 2004