発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004103856
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79歳男.人工膝関節全置換術(TKA)後,金属アレルギーが出現し,再置換術を必要とした.皮疹,検査所見及びX線所見等により,金属アレルギーに伴う弛みを疑い,パッチテストを施行したところ,塩化マンガンと塩化亜鉛に対し,陽性反応が出た.チタン粉末でのパッチテストでは,明らかな陽性反応は認めなかったが,チタン部に掻痒感を伴っていた.ジルコニアセラミックとポリエチレンの組み合わせのコンポーネントによる再置換術を施行した.再置換後は皮疹は速やかに軽快し,掻痒感も消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2004