発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002083365
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83歳女性.肺塞栓症(PE)における症例に対して,一時的型下大静脈フィルター(IVC-F)を予防的に使用した症例を経験した.患者は肺塞栓症で最も危険度の高い群に分類されており,そのため再右人工膝関節全置換術(TKA)の周術期において一時型IVC-Fの使用を行ったが,良好な結果が得られた.このことはIVC-F留置が致死的PE発症防止に対して有用な選択肢であり,あわせてTKAの周術期におけるPEリスク評価システムと予防法におけるプロトコール作成が必要であることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2001