発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004103849
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3剤併用療法を行ったメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)骨髄炎10例中8例で,感染の鎮静化が得られた.創外固定のpin tractの感染が遷延し,病巣掻爬が十分にできていない症例では3剤併用療法は有効ではなかった.本法はMRSA骨髄炎に対する病巣掻爬後の,抗菌薬投与法の1つとして有用と考えられた.また,3剤併用療法中は下痢や血便の症状に注意して経過観察すべきと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004