発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004071666
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80歳女.右臀部-右下肢痛を主訴とし,MRIにて脊柱管内嚢腫が疑われた.深部腱反射で両側アキレス腱反射の消失が認められた.単純X線像でMeyerding分類grade1のL4変性すべりがあり,腰椎機能撮影ではL4/L5椎間に不安定性を認めた.右後側方から硬膜が圧排されていることが明らかであった.L4/L5両側開窓および嚢腫摘出術を施行し,術中に黄色靱帯の下に白色の嚢胞性病変を認めた.He染色により滑膜組織が認められ,滑膜嚢腫と診断された.術後経過は順調である
©Nankodo Co., Ltd., 2003