発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003019821
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56歳男.作業中に腰部より後方に転倒し腰痛が出現した.安静時にも下肢痛はみられたが,100mの歩行で増強した.硬膜外ブロック等の加療を受けたが軽快せず,MRIを施行し脊柱管内に腫瘍性病変が疑われた.画像診断等により,右側L4/L5椎間関節由来の嚢腫様病変と臨床診断し,手術を施行した.病理組織所見では,嚢胞を認め,内壁にはlining cellはなく,狭義のガングリオンであった.術後早期に症状は消失し,術後2ヵ月で職場復帰した
©Nankodo Co., Ltd., 2002