発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003308698
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60歳男.高さ1.5mのトラックの荷台から右後方へ転落し,後頭部と右肩を地面に強打し近医に緊急入院し頭部外傷に対する保存的治療の後に鎖骨骨折に対する治療のために紹介された.単純X線所見及びCT所見にて右側鎖骨の近位及び遠位の両端の骨折を認め,遠位端の骨折は斜骨折であった.両骨折の観血的整復固定術を引き寄せ締結法にて行った.両骨折とも良好な骨癒合が得られ,9ヵ月後に内固定材抜去術を施行した.術後2年10ヵ月の最終経過観察時,右肩関節の可動域制限や運動時痛はなく原職に復帰している
©Nankodo Co., Ltd., 2003