発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006314595
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60歳男.患者は自転車走行中に車と衝突し受傷となった.両側肩関節上方に腫脹と圧痛が認められ,右側へ肩鎖関節プレート,左側へ鎖骨遠位端骨折プレートによる観血的整復固定術が施行された.術後10日目より肩関節の可動域訓練を開始し,骨癒合が得られた後,両側抜釘術が施行された.だが,右肩に疼痛および拘縮が認められ,関節鏡を施行したところ,上-前方関節唇部分損傷がみられ,更に肩峰下滑液包滑膜増生,腱板滑液包側不全断裂が確認された.治療として肩峰下除圧術ならびにデブリドマンを施行した結果,JOAスコアで右は93点,左は100点であった
©Nankodo Co., Ltd., 2006