発行日 2003年7月1日
Published Date 2003/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003308697
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69歳男.農作業中に深さ約80cmの水路に転落して数時間後に胸背部痛が増強し,単純X線写真にて椎体の方形化と椎間の骨性癒合を認め,MRIにてTh11の新鮮骨折像が認められた.強直性脊椎炎にTh11圧迫骨折を生じたものと判断し,約1ヵ月の保存的治療を行い,MRIにてTh11/Th12の転位による脊髄に圧迫が認められたため,Th9-L1の後側方固定術を行った.術後5週間のベッド上安静の後,フレームコルセット装着下に起立訓練を開始し,術後10ヵ月で両松葉杖歩行が可能な状態にまで回復し,術後3年で農作業に従事できるようになった
©Nankodo Co., Ltd., 2003