発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185416
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
手術的治療を行った70歳以上の大腿骨頸部骨折72例を対象に,クリティカルパス(CP)を導入したが,その有用性と問題点について検討した.退院時の歩行能力低下なしに早期離床,入院期間短縮がみられ,医療の効率化に有効であった.バリアンスの発生した症例が多くみられたが,症例の検討からCPの進行を早めることが可能と考えられた.また,高齢者の骨折では,術前の合併症などに考慮して,いくつかバリエーションをCPに持たせるなどの改良が必要と思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2003