発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003185415
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インフォームド・コンセント,手術を行った脊椎疾患患者358例(男197例・女161例,13~91歳)を対象に性格テスト(MPI)の3つの尺度のうち,神経症的傾向(N得点)に着目し,患者のバックグラウンドとの関係や術前術後のN得点の変化について検討した.40歳以上60歳未満の患者,脊髄・馬尾腫瘍患者においては,術前N得点が異常である頻度が有意に高かった.神経症的傾向は手術や疾患に対する心理的負担により加重されており,手術を行って,術前の愁訴が改善すると,N得点は術後に正常化する可能性が示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2003