発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003165699
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大腿骨頸部内側骨折に対する経皮的海綿骨螺子固定術の術後成績について,観血的方法と比較検討した.荷重開始時期は経皮群で術後平均7.07日,観血群で平均9.80日であり,有意に経皮群で早かった.歩行能再獲得までの期間は経皮群で平均21.8日,観血群で平均25.1日であり,有意に経皮群で早かった.術後入院期間は経皮群で平均27.8日,観血群で平均34.1日であり,有意に経皮群で短かった.低侵襲手術法である経皮的海綿骨螺子固定術は有用な手術法であると考えられ,患者への負担を軽減して早期離床を容易にしていることが示された
©Nankodo Co., Ltd., 2003