発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003150362
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1994~1998年に治療を行った90歳代の本骨折患者19例(男4例,女15例,受傷時平均94歳)を対象として,予後を調査して以前調査を行った80歳代の本骨折44例の臨床成績と比較して,年齢が予後に影響を及ぼすか否かを検討した.痴呆の有無,内科的合併症の有無,死亡率,ADLの術前後の推移に関して両群間で差は認められず,90歳を超える年齢が予後を左右する因子ではないことが示唆された.80,90歳代共に術前の痴呆の有無が術後ADLに影響を及ぼすことが多いことを確認した
©Nankodo Co., Ltd., 2003