発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002085614
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71歳男性.骨粗鬆症を基盤とした脆弱性骨折である椎弓根骨折の1例を経験した.患者は一人でピアノを持ち上げようとして腰痛が出現したが,画像等の所見より椎弓根に不全骨折が生じ,これが徐々に完全骨折に移行したとみられた.外固定による保存的治療を行うことで,患者は骨癒合と腰痛の消失が得られたが,椎弓根の延長によって脊柱管は拡大しており,新たに神経障害が生ずる可能性は少ないと思われた
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