発行日 2008年3月1日
Published Date 2008/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008149277
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症例1は14歳男で、主訴は腰痛であった。腰椎X線像でL5左側分離症と右側椎弓根疲労骨折と診断し、野球中止とコルセット装着による保存的治療を開始した。3ヵ月で腰痛が消失して野球を再開し、初診後7ヵ月のCTで完全な骨癒合は得られてないが腰痛はほとんどなく、野球のレギュラーに完全復帰している。症例2は17歳男で、主訴は腰痛であった。腰椎X線像でL3左側分離症と右側椎弓根疲労骨折と診断したが、腰痛は軽度であったため無治療で野球を続行した。3年後のX線像で分離部の完全な骨癒合は得られていないが、腰痛はほとんどなく投手に完全復帰している。
©Nankodo Co., Ltd., 2008