発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001180803
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症例は41歳男性で両下肢不全麻痺,歩行障害を主訴とした.右下腿の締め付け感が出現し腰椎椎間板ヘルニアの診断で薬物療法,理学療法を受けたが改善せず症状が増悪したため麻酔科で腰部硬膜外ブロックを受けた.症状はいったん軽減したが3日後に締め付け感が出現しくしゃみで同部に響くようになった.その直後より両側鼠径部以下の知覚障害,筋力低下が出現し,歩行不能,自排尿不能となったためMRIを施行した.Th11-Th12高位の脊髄腫瘍とL4/L5高位の椎間板ヘルニアと診断され脊髄腫瘍摘出術と髄核摘出術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2001