発行日 2002年4月1日
Published Date 2002/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002178930
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21歳女.右手と両下肢の痺れと脱力感を主訴とした.画像所見でC4~C5を中心としたC2~C7高位の脊髄の紡錘形腫大像を認め,髄内腫瘍像の所見を呈していた.身体所見と画像所見より頸髄髄内腫瘍と診断し,腫瘍摘出術を施行した.硬膜・くも膜を切開すると黄褐色で表面平滑な腫瘍が脊髄右背側の軟膜下に存在していた.病理組織学的所見で細長の核の柵状配列を認め,神経鞘腫と診断した.術後の経過は良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2002