消化器癌腹膜播種の最新知見
大腸癌・腹膜偽粘液腫に対する腹腔内化学療法
矢野 秀朗
1
,
合田 良政
,
清松 知充
,
秀野 泰隆
,
國土 典宏
1国立国際医療研究センター 外科
キーワード:
温熱療法
,
腫瘍局所灌流療法
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍播種
,
大腸腫瘍
,
腹膜腫瘍
,
集学的治療
,
腹膜偽粘液腫
,
細胞減量手術
,
腹膜切除
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Combined Modality Therapy
,
Hyperthermia, Induced
,
Neoplasm Seeding
,
Peritoneal Neoplasms
,
Pseudomyxoma Peritonei
,
Chemotherapy, Cancer, Regional Perfusion
,
Colorectal Neoplasms
,
Cytoreduction Surgical Procedures
pp.944-947
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017380360
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腹腔内温熱化学療法(HIPEC)は,さまざまな腹膜悪性疾患に対する治癒切除の一部として,腹膜切除を伴う完全減量切除と併施される.腹膜偽粘液腫,および大腸癌腹膜転移の一部に対しては,完全減量切除+HIPECは今やほぼ標準療法として確立され,欧米各国のガイドラインに掲載されている.しかしながら,HIPECの真の上乗せ効果についてはいまだエビデンスは高くない.
©Nankodo Co., Ltd., 2017