消化器癌腹膜播種の最新知見
腹膜播種に対する腹腔内化学療法の歴史と現状
藤村 隆
1
,
佐々木 省三
,
北川 裕久
,
泉 良平
,
伏田 幸夫
1富山市立富山市民病院 外科
キーワード：
Cisplatin
,
胃腫瘍
,
温熱療法
,
腫瘍局所灌流療法
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍播種
,
腹膜腫瘍
,
Mitomycin
,
Paclitaxel
,
集学的治療
,
化学予防
,
近代医学史
,
Docetaxel
,
腹腔内投与
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Combined Modality Therapy
,
Cisplatin
,
Hyperthermia, Induced
,
Neoplasm Seeding
,
Injections, Intraperitoneal
,
Peritoneal Neoplasms
,
Chemotherapy, Cancer, Regional Perfusion
,
Stomach Neoplasms
,
Mitomycin
,
Paclitaxel
,
Chemoprevention
,
History, Modern 1601-
,
Docetaxel
pp.931-937
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017380358
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腹膜播種あるいは腹膜再発の予後は非常に不良であり,その対策の一つとして古くから抗癌薬の腹腔内投与(腹腔内化学療法)が行われてきた.当初はmitomycin C,cisplatin が使用されており,その後腹腔内温熱化学療法なども開発された.現在はタキサン系薬剤が有用とされ多くの臨床試験が行われている.一方,これまで評価不能病変と分類されてきた腹膜播種に対する客観的治療効果判定の開発も重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2017
