急性腹症に対する低侵襲アプローチ-適応と手技
胃十二指腸潰瘍穿孔
首藤 潔彦
1
,
森 幹人
,
小杉 千弘
,
松尾 憲一
,
平野 敦史
,
栃木 透
,
幸田 圭史
1帝京大学ちば総合医療センター 外科
キーワード:
ドレナージ
,
インターベンショナルラジオグラフィー
,
消化性潰瘍穿孔
,
X線CT
,
腹腔鏡法
,
保存的療法
Keyword:
Conservative Treatment
,
Drainage
,
Laparoscopy
,
Peptic Ulcer Perforation
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Radiography, Interventional
pp.805-811
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017342224
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胃十二指腸潰瘍穿孔に対する低侵襲アプローチとして腹腔鏡下大網充填被覆手術とIVR併用の保存的治療があげられるが,十分なエビデンスは得られていない現状もある.本稿では過去の報告をレビューしつつ腹腔鏡下手術の現状と手技について,またIVRのコツとピットフォールについて解説する.適切なIVRの併用により保存的治療の適応拡大も期待されうるが,IVRに固執しすぎることなく柔軟な対応が肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2017