胆膵進行癌に対する外科治療戦略 胆道
肝門部領域胆管癌手術における血管合併切除の手技と長期成績
深瀬 耕二
1
,
伊関 雅裕
,
高舘 達之
,
益田 邦洋
,
中川 圭
,
元井 冬彦
,
海野 倫明
1東北大学 消化器外科
キーワード:
肝動脈
,
胆管腫瘍
,
門脈
,
Klatskin腫瘍
,
治療成績
,
胆管切除術
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Hepatic Artery
,
Portal Vein
,
Treatment Outcome
,
Klatskin Tumor
pp.720-724
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017324285
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肝門部胆管は門脈,動脈と近接しており,局所進行例では腫瘍はこれらの脈管に浸潤し,血管合併切除を要する症例は少なくない.門脈切除再建は安全性・有効性が期待される手技として普及しつつある.近年,肝動脈切除再建が行われるようになり,切除適応の拡大に寄与している.安全性・有効性の検証はされておらず,施設の経験に鑑み,症例ごとに予想される予後と安全性のバランスで慎重に適応を決めるべきである.
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