発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187625
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肝門部胆管癌に対する門脈合併切除は,その安全性,治療効果からみて,積極的に施行される術式となった.肝動脈合併切除はよりリスクが大きいと考えられるが,長期生存例も得られた.脈管浸潤の肉眼診断は疑陽性が多いが,組織学的に脈管浸潤のない症例でも癌先進部と血管との距離は短く,剥離困難な場合が多いと推察された.組織学的浸潤のない門脈合併切除例は予後良好であり,no-touch techniqueによる門脈合併切除の意義が示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2005