発行日 2005年7月1日
Published Date 2005/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187623
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肝門部胆肝癌136例における成績と血管合併切除再建症例,とくに肝動脈合併切除再建例を検討した.門脈切除再建を含めた血行再建例は31例(22%)であった.そのうち肝動脈合併切除再建例は12例(0.8%)であった.手術根治度は血行再建例,非再建例で差はなかった.術後合併症においても両群間に大きな差はなかったが,近年合併症発生率は低下傾向にある.近年の周術期管理の向上や手術手技の確立により,重篤な合併症は減少し血行再建例の成績は向上しており,慎重に適応を考慮することにより積極的な手術適応となる症例もあると考えられる
©Nankodo Co., Ltd., 2005