発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004282798
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肝門部胆管癌や進行胆嚢癌に対する根治的切除においては,肝切除に加え門脈の合併切除・再建がしばしば必要となる.その浸潤部位や範囲により楔状切除,環状切除を使い分け,再建においては直接縫合から自家静脈グラフトによる置換などを的確な手技で行うことが肝要である.著者らの自験例では門脈合併切除例に肝不全例や在院死亡例がなく,門脈合併切除を伴わない肝切除例と手術成績や術後合併症に差がないことから,厳格に症例を選択して行えば比較的安全に行いうるものと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004