胆膵進行癌に対する外科治療戦略 胆道
Bismuth III,IV型肝門部胆管癌に対する手術適応判定と術式
野路 武寛
1
,
平野 聡
1北海道大学 消化器外科II
キーワード:
肝切除
,
腫瘍進行度
,
胆管腫瘍
,
Klatskin腫瘍
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Neoplasm Staging
,
Klatskin Tumor
pp.714-719
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017324284
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肝門部胆管癌に対する標準術式は,左右の葉切除あるいは左右の3区域切除の4種類に集約された.肝門部胆管癌に対する切除術式が上記のようにおおむね4種に集約された現在,Bismuth分類は,適応すべき肝切除術式を直感的に想起できる分類として有用である.本稿ではBismuth III,IV型胆管癌における切除の可否や術式決定の最重要ポイントである肝内胆管への腫瘍の進展度診断と,各肝切除術式に固有の胆管切離ラインの関係を中心に概説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017