消化器癌併存症-周術期の対処法
肝門部胆管癌手術の周術期管理
高橋 祐
1
,
梛野 正人
1名古屋大学 腫瘍外科
キーワード:
肝切除
,
抗細菌剤
,
術後管理
,
術前診断
,
胆管腫瘍
,
Klatskin腫瘍
,
周術期管理
,
栄養管理
,
術後感染症
,
胆道ドレナージ
,
マルチスライスCT
,
シンバイオティクス
,
腹部CT
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Anti-Bacterial Agents
,
Hepatectomy
,
Postoperative Care
,
Klatskin Tumor
,
Perioperative Care
,
Nutrition Therapy
,
Synbiotics
,
Multidetector Computed Tomography
pp.1085-1090
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012337948
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肝門部胆管癌の標準術式は胆管切除を伴う拡大肝切除である。最近では血管合併切除や膵頭十二指腸切除併施も行われ、その適応は拡大傾向にある。この大侵襲手術を無事に乗り切るためには、いかにして術前の状態を持ち上げ、合併症を最低限に抑えることができるかが鍵となる。特に画像診断を含めた術前管理は、ほかの肝腫瘍と比較してきめ細かく行う必要がある。本稿では、われわれが現在行っている肝門部胆管癌の術前・術後管理のポイントを紹介する。
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