肝胆膵領域における最新の画像診断
肝門部胆管癌術式決定のための最新の画像診断
伊神 剛
1
,
江畑 智希
,
横山 幸浩
,
國料 俊男
,
角田 伸行
,
菅原 元
,
高橋 祐
,
深谷 昌秀
,
上原 圭介
,
板津 慶太
,
吉岡 裕一郎
,
梛野 正人
1名古屋大学 腫瘍外科
キーワード:
肝切除
,
胆管腫瘍
,
胆管造影
,
Klatskin腫瘍
,
マルチスライスCT
,
胆管切除術
Keyword:
Cholangiography
,
Bile Duct Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Klatskin Tumor
,
Multidetector Computed Tomography
pp.144-152
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011113926
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肝門部胆管癌の術式は、胆管壁に沿った進展度診断を行う直接胆管造影と胆管壁外進展度診断を行うmultidetector-row CT(MDCT)の二つのモダリティを中心とした進展度診断により決定している。胆管造影の読影では、各種肝切除における胆管切離限界線(門脈臍部、B5B8合流部、後区域胆管技の走行)を意識して診断することが重要である。MDCTの読影では、血管合併切除の必要性の有無、必要であればどのように切除・再建するのかを診断することが重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011