食道癌外科治療のすべて
食道癌の治療方針および手術適応の評価
峯 真司
1
,
渡邊 雅之
1がん研究会有明病院 消化器センター食道外科
キーワード:
腫瘍-多発性原発
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
心臓疾患
,
頭頸部腫瘍
,
肺疾患
,
扁平上皮癌
,
診療ガイドライン
,
放射線化学療法
,
癌取扱い規約
Keyword:
Carcinoma, Squamous Cell
,
Esophageal Neoplasms
,
Head and Neck Neoplasms
,
Heart Diseases
,
Lung Diseases
,
Neoplasms, Multiple Primary
,
Practice Guidelines as Topic
,
Esophagectomy
,
Chemoradiotherapy
pp.301-304
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017206039
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食道癌に対する手術適応を考える場合,手術侵襲や術後quality of lifeの低下を考慮し,根治的化学放射線療法と比較する必要がある.併存疾患や飲酒歴・喫煙歴,重複癌の存在なども治療方針に影響する.StageIでは手術または根治的化学放射線療法が,stageIIまたはIIIでは術前化学療法後食道切除が本邦の標準治療である.適応に迷う場合には,multidisciplinary teamによる検討も重要と考えられる.
©Nankodo Co., Ltd., 2017