食道癌外科治療のすべて
食道切除術式の選択
佐伯 浩司
1
,
前原 喜彦
1九州大学 外科分子治療学
キーワード:
胸腔鏡法
,
縦隔
,
リンパ行性転移
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
リンパ節郭清
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Mediastinum
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Thoracoscopy
,
Esophagectomy
pp.305-308
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017206040
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食道癌手術における切除術式の選択に際しては,病変部位,深達度,転移の状況,組織型,リンパ節郭清範囲,切除断端距離,患者の年齢や全身状態,さらには施設の特性などさまざまな因子が加味される.切除範囲の観点からは,咽頭喉頭頸部食道切除,咽頭喉頭食道全摘,食道亜全摘,中下部食道切除などの術式があり,アプローチとしてはオープン法と鏡視下手術がある.複数の選択肢から,個々の症例に適した術式選択が求められる.
©Nankodo Co., Ltd., 2017