癌治療の選択-治療効果と治療費
食道癌の治療効果と治療費
渡邊 雅之
1
,
馬場 祥史
,
尾崎 宣之
,
石本 崇胤
,
吉田 直矢
,
馬場 秀夫
1熊本大学 消化器外科
キーワード:
医療費
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
生存率
,
腺癌
,
入院
,
扁平上皮癌
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
無病生存
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
放射線化学療法
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Health Expenditures
,
Esophageal Neoplasms
,
Hospitalization
,
Survival Rate
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Esophagectomy
,
Evidence-Based Medicine
,
Disease-Free Survival
,
Chemoradiotherapy
pp.21-26
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013104318
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臨床試験によるエビデンスの積み重ねにより,進行度に応じた食道癌の治療戦略が可能となった.すなわち,Stage 0には内視鏡的治療,StageIには手術または化学放射線療法,切除可能なStageII/IIIには術前化学療法後の手術,切除不能例・StageIVaには化学放射線療法が現在の標準治療である.本稿ではそれぞれの治療法の根拠となる臨床試験の成績を示すとともに,それぞれの治療にかかる診療点数を提示し,いくつかのモデルケースの医療費を概算した.
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