若手外科医必読 ヘルニア手術の最前線 その他のヘルニア
メッシュの2点吊り上げおよびジグザグタッキング固定による腹腔鏡下Sugarbaker傍ストーマヘルニア修復術
諏訪 勝仁
1
,
岡本 友好
,
矢永 勝彦
1東京慈恵会医科大学 外科学
キーワード:
外科用メッシュ
,
術後合併症
,
人工肛門造設術
,
腹腔鏡法
,
腹壁ヘルニア
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Ventral
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Surgical Mesh
,
Herniorrhaphy
pp.1038-1041
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015377933
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傍ストーマヘルニア修復術では,手術部位感染や再発抑制のため腹腔鏡下Sugarbaker法(LSB)が推奨されている.LSBでは正中腹壁ヘルニアと異なりメッシュ留置面が平面でなく,メッシュを歪曲させぬよう,その固定法に工夫が必要である.われわれは,パリテックスパラストーマルメッシュバンドタイプ(コヴィディエンジャパン社)を用い,2点吊り上げ,ジグザグタッキングによる固定法で良好な成績をおさめている.本稿では,実際の手術手技について詳細な解説を行う.
©Nankodo Co., Ltd., 2015