IPMNとIPNB
分枝型IPMNに対する手術方針 切除範囲とリンパ節郭清
鈴木 裕
1
,
松木 亮太
,
小暮 正晴
,
横山 政明
,
中里 徹矢
,
阿部 展次
,
森 俊幸
,
杉山 政則
1杏林大学 外科
キーワード:
膵切除
,
腺癌
,
リンパ節郭清
,
アルゴリズム
,
臓器温存療法
,
膵管内乳頭腫瘍
Keyword:
Algorithms
,
Adenocarcinoma
,
Lymph Node Excision
,
Pancreatectomy
,
Organ Sparing Treatments
pp.1170-1174
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032233
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分枝膵管型膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の手術適応と術式について概説した.分枝膵管型IPMNの取り扱いについては診療ガイドラインでアルゴリズムにより手術適応と経過観察例の取り扱いも示されているが,その術式については示されていない.分枝膵管型IPMNに対しては縮小手術の報告もあるが,その適応は慎重に考えるべきである.良性病変に対する術式としては妥当であると思われるが,一般的に悪性病変を手術適応とするため,リンパ節郭清を伴う定型手術を行うべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2016