膵切除をめぐる最近の話題
腹腔鏡下膵体尾部切除の適応と実際
三澤 健之
1
,
矢永 勝彦
1東京慈恵会医科大学
キーワード:
膵切除
,
膵臓腫瘍
,
脾臓摘出術
,
腹腔鏡法
,
外科的ステープリング
,
神経内分泌腫瘍
,
膵管癌
,
臓器温存療法
,
Solid-Pseudopapillary Tumor
,
膵管内乳頭腫瘍
,
粘液性嚢胞腫瘍
Keyword:
Pancreatectomy
,
Pancreatic Neoplasms
,
Laparoscopy
,
Splenectomy
,
Surgical Stapling
,
Neuroendocrine Tumors
,
Carcinoma, Pancreatic Ductal
,
Organ Sparing Treatments
pp.151-161
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014069743
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腹腔鏡下膵体尾部切除術(LDP)は保険収載に伴って今後の普及が予想される.その適応はリンパ節郭清を伴わない膵良性または低悪性病変と定められているが,欧米の動向をみると,今後は浸潤性膵管癌を含めた悪性腫瘍にも適応拡大されていく可能性がある.本稿ではLDPの代表的な適応疾患と術式の実際を,脾合併切除,脾温存(SpLDP),Warshaw手術に分けて解説した.
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