膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の最新知見
IPMNに対する術式選択 多発分枝型IPMN
黒木 保
1
,
田島 義証
,
常岡 伯紹
,
足立 智彦
,
兼松 隆之
1長崎大学 大学院移植・消化器外科
キーワード:
超音波診断
,
膵切除
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
膵管内乳頭腫瘍
,
内視鏡的経鼻的膵管ドレナージ
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Pancreatectomy
,
Ultrasonography
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
pp.529-533
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008184846
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分枝型膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は浸潤傾向に乏しく、予後良好であり、膵機能温存手術のよい適応である。一方、分枝型IPMNは多中心性に発生することがあり、その術式選択に苦慮する場合がある。多発分枝型IPMNの治療に際しては、分枝型IPMNの生物学的特徴を念頭におき、個々の症例に応じたbalanced surgeryを行うことが肝要と思われる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008