IPMNとIPNB
IPMNとIPNBの病理診断
柳井 優香
1
,
福村 由紀
,
八尾 隆史
1順天堂大学 人体病理病態学
キーワード:
胆管腫瘍
,
乳頭状癌
,
腫瘍悪性度
,
膵管内乳頭腫瘍
Keyword:
Bile Duct Neoplasms
,
Carcinoma, Papillary
,
Neoplasm Grading
pp.1164-1169
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017032232
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary-mucinous neoplasm:IPMN)および胆道内乳頭状腫瘍(intraductal papillary neoplasm of the biliary tract:IPNB)はそれぞれ膵臓,胆道系の前癌病変ないし早期癌病変として位置づけられる.本稿ではIPMN,IPNBの臨床病理像,病理診断法,特に異型度分類・亜型分類について概説した.IPMNにおいては悪性IPMNの早期発見に有用とされる項目に関し近年の報告内容を,IPNBについては現時点での問題点・課題についても記載した.
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